鍼灸院Q&A
Q. 刺さない鍼(はり)とは?
A.
体に当てたり、軽くこすったりして治療をする「接触鍼」という種類の鍼です。形状も様々です。
坂路鍼灸院で使用する刺さない鍼
○五行鍼○
坂路鍼灸院では柿田秀明先生考案の五行鍼という刺さない鍼を主に用いて治療をしています。この鍼をツボに当てて治療することで体にとって良いエネルギーを増やし自然治癒力を高めることができます。刺入しない鍼ですので気を漏らすことが無く、体への負担や感染、内出血の心配が全くありません。体力や免疫力が低下している方、鍼はどうしても怖いという方にも安心して治療を受けていただけます。
五行鍼
○銅のてい鍼○
銅はあたためる性質があります。ツボに当てたり体を軽くこすったりして治療します。
銅のてい鍼
○銀のてい鍼○
銀は熱を取ったり、冷やす性質があります。ツボに当てたり体を軽くこすったりして治療します。
銀のてい鍼
Q. 灸は熱くありませんか?
A.
坂路鍼灸院では灸をすえる時、灸点紙というシールをツボに貼り、その上に円錐状にひねった米粒の半分くらいの大きさの「もぐさ」を置いて燃やしていきます。熱さを感じてきたらすぐに取り除きますので、火傷の心配はありません。また、熱ければ熱いほど効果があるというものではありません。我慢は絶対にしないでください。
お灸
お灸アップ
Q. どんな症状に効果がありますか?
A.
WHO鍼灸適応疾患一覧をご参照ください。
その他にも病院の検査では異常が無く、原因が分からないけれども色々な自覚症状があり、なんだか体調がすぐれないというような症状も治療することができます。一度ご相談ください。
Q. 鍼灸治療後に気をつけることは?
A.
○治療した日は静かに過ごして早めにお休みください。
○お酒は控えてください。
(アルコールは炎症を助長しますし、ビールは特に身体を冷やしますの で症状を長引かせる恐れがあります)
○入浴する際は治療後2時間空けてください。(刺す鍼をした場合)
○治療効果を上げるためにも体を冷やさないように気をつけて生活して ください。
〈例〉
●冷たい飲み物、食べ物(冷たいジュース、アイス、生野菜など)を控える。
●寒い時期、気温の低い日にサンダル履きをしない。
●裸足ではなく靴下を履く。(夏場クーラーの中では特に)
●汗をかいたらすぐ着替えるか、汗をしっかり拭き取る。
●髪は自然乾燥ではなくドライヤーで乾かす。
●冬の就寝時、冷たい布団に体温を奪われて身体を冷やさないようにする。(湯たんぽを使う、エアコンなどで室温を上げて就寝するなど)
●夏の就寝時、クーラーを使う場合はハラマキやゆるい靴下を履くなどして身体が冷えすぎないようにする。
など
○治療後、体に元気が増えてくると、治る過程で今まで身体が出せなかった症状が出てくることがあります。(体に元気が増えて良くなると、もちろん症状は無くなりますが、元気が足りなすぎても体に症状がでない事があります)それは大切な治療の手がかりとなりますので、心配せずにどんな症状かよく観察して次の治療時にお知らせください。治療を続けていく事で出てきた症状も無くなっていきます。