はりきゅうまめ知識
鍼(はり)の種類 
鍼治療に用いる鍼は実は1種類ではありません。
大きく分けると「刺す鍼」(金属製で長さ、太さいろいろ)とツボや患部に当てたり、軽くこすったりして治療する「刺さない鍼」(材質、形いろいろ)があります。この鍼の種類は鍼灸の古典である黄帝内経(こうていだいけい)の霊枢(れいすう)という書物に9種類記載されています。その中には刺す鍼、刺さない鍼の他にも化膿したできものなどを切開するためのメスのような用途の鍼もあります。
大昔から先人たちはいろいろな鍼を駆使して治療をしていたのですね。
坂路鍼灸院ではどちらかと言えばこの「刺さない鍼」をメインに用いて治療をしております。刺さないため感染の心配が全く無く、体への負担もありません。免疫力が低下している方や、体力が落ちている方、血液をサラサラにするお薬を服用中の方にも安心して治療を受けていただけます。ちょっと珍しいけれど、効果はとっても大なのです。
《坂路鍼灸院で使用している刺さない鍼》
左:銅と銀の「てい鍼」
右:柿田秀明先生考案の「五行鍼」
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