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今も生きている昔の知恵
「早起きは三文の得」「腹八分目」「笑う門には福来る」これらの言葉は、皆さんもよく知っているものですし、昔から語り継がれている健康に関する生活の知恵です。
ストレスという言葉をよく耳にします。人はストレスがなければ実はうまく生きていけません。ストレスをきっかけとして体が対応するからです。しかし、過度のストレスは体を悪くします。心の悩みや働きすぎによる心身のストレスは、交感神経を過度に優位にしてしまいます。そうすると、体の免疫力が低下して病気の発症につながります。さらに、
血管が緊張して狭くなって血流が悪くなり、頭痛、肩コリ、腰痛、膝痛あるいは身体中に痛みやコリの症状が出てしまいます。
ではどうしたらよいでしょう。問題は交感神経優位ですので、まずは偏った自律神経を副交感神経側にもどす必要があります。自律神経のバランスを取ることにより、体調の改善や病気の克服につながります。
具体的に自律神経のバランスを保つにはどうしたら良いかと言うときに、
昔の知恵が生きてきます。初めに「早起きは三文の得」。早起きをするためには早く寝ることです。睡眠をしっかりとることにより、寝ている間に体内部の修繕を行うことができ、また元気に動けることになります。品川女子学院の漆校長は、生徒の規則正しい生活の要は、寝る時間と起きる時間を決めることだと見抜きました。大人にもこれは十分適用できます。テレビをだらだら見ていないで、
早く寝ることです。次に、「腹八分目」は暴飲暴食を避けることです。育ち盛りの方は除いて、一日に必要な食べ物は知れています。私を含め食べ過ぎています。反省！！最後に「笑う門には福来る」です。笑うことは本当に体に良いことです。リンパ球が増加し、免疫力が高まります。笑うことから始めて、適度な運動が必要です。散歩、ストレッチ、毎朝６時半からのＮＨＫのラジオ体操もいいです。録音ではなく、チャンと時間に起きて体操をすると、早起きにもつながります。軽度の運動でも毎日継続することにより筋力がついてきて、血行の改善に有効です。肩コリ、腰痛を解消して毎日元気に過ごしましょう。
今月の花はクリサンセマム。
原産は北アメリカ。野田線の線路際の南斜面高台に咲いていました。まだ寒い中、白い花びらと黄色のコントラストがとてもきれいでした。
＊「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。
院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて８年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。
