ニュースレター(27)[坂路接骨院]東岩槻駅徒歩5分

坂路接骨院

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ゆい通信016号

早寝・早起き・腹六分    似顔絵(孝夫).jpg

「早寝早起き元気な子」と昔から言われていますように、早く寝て早く起きる子は健康であります。これは大人にも当てはまることで、常に心したいところです。こう言いますのも、前にもお話ししたかと思いますが、人は夜中の12時から朝の4時の時間帯に寝ていると、体内でたくさんの成長ホルモンが出ます。よって子どもは夜中に成長します。では、成長し終わった大人はと言いますと、その成長ホルモンは体内の修復に使われています。昼間活動している時に、どうしても血管の内壁が傷ついたり、筋肉の細い線維が切れたりするのです。それをそのホルモンが働いて、寝ている間に治して、また朝元気に目覚め、活動できるようにしています。
 この成長ホルモンは脳の下垂体と言うところから分泌されます。このホルモンの分泌を促進させるホルモンを、実は日本人の研究者が初めて1999年に発見致しました。これは大変な発見でして、毎年ノーベル賞候補に名前が挙がっているそうです。児島将康先生と寒川賢治先生です。先生はそのホルモンの名前を「グレリン」と名付けました。なかなか聞き慣れず、言いにくい名前ですが、これから世間で有名になる名前なので覚えておきましょう。このホルモンは、実は胃から産み出されているというのです。これは驚きですね。単なる消化器官と思っていた胃が、実は大切なホルモンを作りだしていたのです。
 この「グレリン」と言うホルモンの特徴と言いますと、空腹時にその分泌が活発になることです。絶食をした時にその血中濃度が上昇し、物を食べる時には低下すると言うのです。これは絶食療法の理論的根拠になるのではないかと思います。
 そこで、今一度表題を見て頂きたい。早寝・早起き・腹八分ではなくて、腹六分と書きました。つまり、我々の身体を修復し、整える働きのある成長ホルモンを生み出すホルモン「グレリン」は、空腹時にたくさん出るのですから、腹六分とあえてしたのです。食べ過ぎは良くありません。人類の歩みの大部分が飢餓との戦いであったと聞いています。それも想定済みとのごとく、空腹時に血中濃度を高くして、体の維持に努めるような仕組みが身体の中に作られていたんですね。これには驚きを禁じ得ません。
 私たちの周りには食べ物があふれています。残し捨てられる食べ物とほぼ同量の食料があれば、世界の飢餓が救われると言います。それほど飽食、無駄の世界に我々は生きています。有り余る豊かさの時代がこれからも続くことは考えられません。質素・倹約という古くて新しい言葉に目を向ける時が来ているように感じます。



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*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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