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「ゆい通信」第２０号へペットボトル湯たんぽのすすめ
先日久しぶりに山登りに行ってきました。１０００ｍちょっとの山でしたが、普段の平地歩きに比べますと体にかかる負担は大きいです。全身の筋肉をまんべんなく使い疲れましたが、リフレッシュすることが出来ました。下りて来てすぐに温泉に入ることが出来ました。普段はからすの行水の私ですが、お湯の心地よさに１５分ぐらいじっと入っていました。山歩き中にかなり汗をかき、それが蒸発し、皮膚表面から熱を奪います。それゆえ、体の表面は想像以上に冷えていたんですね。温まり、血行が回復していく状況が手に取るように感じられ、自分にとっては思わぬ長湯でも至福の時でした。
初夏を迎えようとしておりますが、それでも部屋にじっとしていると体が冷えることがあります。ご自身で感じていないような時でも、足先に触れてみますと冷たくなっている時があります。
体が冷えていると免疫力は低下します。白血球中のリンパ球が低下するからです。これは病気にかかっている方に共通する点です。体を温めることが、免疫力アップにつながります。
体を温めることによりリンパ球が増大し、副交感神経優位の状態となります。
体を温めるにはお風呂に入るのが良いのですが、昼間から入るわけにはいきません。そこでおすすめが「ペットボトル湯たんぽ」です。丸型より安定している四角型のペットボトルがおすすめです。給湯器で６０度くらいのお湯をなるべく空気の入らぬよういっぱい入れます。使い方としてはこの湯たんぽの上に足を置いたり、お腹や大きい筋肉の上に置きます。これは大きい筋肉は動くと熱を発生しますが、じっとしている状態では熱をたくさん放散します。
ですから、太ももの上とか横、あるいはお尻のところに置いてみて下さい。ぬるくなったらお湯を交換します。
これだけでもかなりの血流の改善を見込めます。
夏の時期もこの湯たんぽは有効です。冷房の効いた部屋にじっとしていると、本当に体は冷えてきます。自宅でしたらペットボトル湯たんぽ、外出中でしたら小さく丸めて持ち運びが可能な絹のレッグウオーマー（当院にあります。宣伝になってしまった）がおすすめです。
体を極力冷やさず、免疫力の高い体を維持する生活をこれからも目指していきましょう。
「産後らくらくバッグ」
説明書付きで１０００円です。バッグ内に水を入れて使用します。出産祝いに最適です。
＊「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。
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院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて８年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。
