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坂路接骨院

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ゆい通信016号

油の大切さ ①生鮮食品としてとらえる 似顔絵(孝夫).jpg

 まず私たちには先入観があります。植物性油脂は体に良いが動物性油脂は体に悪い。本当でしょうか。確かにイメージとしてラードを代表とする動物性油脂はコレステロールがいっぱい入っていて血液がドロドロになるのではないかと思ってしまいます。
 最初に確認しておきたいことは、植物性動物性のいずれにしても、油脂というのは体にとって欠くことのできないものであるということです。その理由の第1はエネルギー源。糖質やたんぱく質は1グラム当たり4キロカロリーの熱量を持つのに対して、脂質はなんと9キロカロリーの熱量を有する大変有効なエネルギー源であります。第2に細胞膜やホルモンの材料だということです。私たちの体は60兆個を超える細胞で成り立っており、その細胞膜の働きはとても大切です。外部からは酸素栄養を取り入れ、内部からは老廃物を出し、さらに細菌やウイルスの侵入を防いでいます。また脂質の一種の遊離脂肪酸であるコレステロールは、性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど各種ホルモンを作り出す大切な材料です。
 ではその体に必要な油脂をどのように摂ったらいいかということです。私たちの周りにはたくさんの油脂があります。植物性油脂はほとんどが不飽和脂肪酸といって、融点が低く常温では液体です。さらに分子の構造によって、いくつかに分類されます。炭素同士が二重結合というつながりを一つ含んでいるものを一価不飽和脂肪酸と言い「オメガ9」と呼ばれます。このグループに属するものが、菜種油、ひまわり油、オリーブオイルなどです。この二重結合が2つ以上あるものを多価不飽和脂肪酸と言い、「オメガ6」「オメガ3」と呼ばれます。オメガ6には紅花油、米油、ごま油、綿実油などが含まれ、オメガ3にはアマニ油、えごま油などが入ります。
 各植物油にはそれぞれ特徴があります。オリーブオイルの「オメガ9」は比較的熱に強い油です。オリーブオイルも酸化防止のために、色付き瓶の物を使用し、「低温圧搾」等の表示の物がおすすめです。アマニ油、えごま油の「オメガ3」は熱に弱いため、生で食べるのが有効です。「オメガ6」の油はぜひその材料名で書かれているものを摂りましょう。たとえば、ごま油、米油、紅花油。生野菜には、これらの油を使い自分のドレッシングを作っていただきましょう。「オメガ6」はどうしても摂り過ぎます。摂り過ぎにも要注意。一時流行りましたココナッツオイルですが、このオイルは確かに熱に強い油ですが、性ホルモンの働きを阻害する物質が含まれているとの報告があります。「身土不二」つまりその土地で取れるものを食べなさいとの教えからすると、南方系のこの油は摂りすぎないことが賢明です。
 油はいつも生鮮食品と考えて、できるだけ質の良いものを摂るよう心掛けたいものです。




似顔絵(孝夫).jpg

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*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。この通信が一人一人を結びつけ、健康な毎日を送っていただく手助けになればと思い名付けました。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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